個人年金保険銀行窓販解禁のその後あくまで一銀行員の意見であるということを了承していただければと思います) 個人年金保険(年金払積立傷害保険も含む)の銀行窓販が解禁されてはや半年。 実際に販売してみて、やはり販売は難しいなと言うのが実感である。 個人年金保険にも、定額(=申し込み時に受け取れる年金額が決まっている)と、変額(=年金受取額が据置期間中の運用実績によって変わる)とがあるのだがやはり定額のほうが、人気となっている。 定額は、やはり受取年金額が決まっていると言う安心感から、人気が高いし、売る銀行側からしても売りやすいと言うことで、かなりの売上を記録しているようだ。 銀行には、本部より目標(ノルマ)が課される。 そして、銀行員はそのノルマを達成しようと、お客様に販売する。 どこの銀行でも、同じような感じなので、結果販売高が大幅に伸びるのだ。 実際、定額年金(積立)で、銀行窓販によって、あまりに資金が集まりすぎて、このままでは、予定利率を達成できない可能性があるということで、銀行窓販をストップした商品も出ているほどだ。 また、本部も現在利ざやでは利益確保が難しいため、ATM土・日の手数料無料廃止などに見られるように手数料収入に頼っており、結果販売手数料が見込める投信や保険の販売に力を入れざるを得ないと言う一面もある。 よって、どの銀行も前年度は特に、窓販初年度ということで、ノルマが高かったのではないかと私は思っている。 銀行の窓販が、急速に伸びていると言うのは、このような一面もあるのだ。 そして、今年度。 保険の窓販にもっともっと力を入れていこうという本部の意向があるようだ。 しかし、銀行は今販売だけに力を入れがちだが、契約管理については、まだまだ不足の面があるし、商品知識が豊富な人というのは、数少ないのではないだろうか。 そういう意味でも、これからもっともっと整備が必要だと思う。 私も生保事務担当者として、商品知識をもっと身に付け、お客様に合った商品を販売できたらと思っている。 |